210219

 テレワーク生活が始まってかれこれ一年が経とうとしてる。元々人とあまり話すことが得意ではないし、そこまで好きなわけでもなかったのでそこら辺の苦痛はない。ただ、あまりにも話さな過ぎて一日で考えたことが底に沈んで消えて行ってしまう感覚だけが単純に不安だ。電話は会って話す以上に嫌いだし、lineは長文になる癖があるのと返さなきゃ!という焦燥感にかられるので向いていない。なので気が向いたときに、その日あったことか、好きなもののことか、昔あったことの話を書こうかな。

年々いろんなことを思い出せなくなる。何かに対して興味が薄れた瞬間、それに関する記憶がどんどん消えていく。興味を失うサイクルが早い人間だからなのかどんなに熱を込めたことや人であっても同様だ。「忘れっぽい」っていうのは言葉にしないほうがいいらしい、本当にそうなっていくらしいので。

 

昨日は父の誕生日だった。なのでちょっとだけ父のことを思い出した。とてもまじめな人だった、よく私も真面目だとは言われるけれど、私の3倍はまじめな人。話すのは下手だし、人とコミュニケーションをとること自体が本当に下手な人だったと思う。内弁慶で横柄な態度を取られることも多かったので、あの人のことが嫌いな時期は大層長かった。弱いのにいろんなストレスから酒を飲んで、顔を真っ赤にしていたことだけ、なんだかクリアに思い出せて嫌だな。

似ていたのだと思う、あの人は、私と。食の好み、人との距離の取り方が下手なこと、責任感だけが先行してしまうこと。今思えばやっぱり親子だ。今はもうぼんやりとしか顔も声も思い出せなくなっている。それを悲しいとも感じない時期にまで来てはしまってはいるけれど、うすぼんやりと思い出された父の姿が、この時期だけは何となくはっきりと見える気がする。

 

************

今日見た作品:舞台サンリオ男子初演

受け取ったもの:呪術のアクスタなど(ハンズコラボ、加茂君のアクスタあきらめかけてたので非常にありがたい、整理して飾ります)